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受験を思い出して所感

今、どんなに思い出しても、受験期の記憶がそんなにない。思い出がないのもあるし、10年も前のことだから単に思い出せないというのもあるだろう。ただ、それなりに一生懸命やったような、そんな気はする。

 

今日、浪人生活はどんなもんなのか?といったツイートを見つけた。その人は「精神面で問題を抱えてしまい、勉強に取り組むのが困難になってしまった。その結果ほかの受験生に差をつけられてしまったので、来年浪人して、勉強しなおしたい」といった内容のことを言っていた。僕は条件反射的に「浪人云々は受験の結果が出てから。今やれることは勉強あるのみだ。わかっているはず」と、当人の立場を考えたらそこそこ厳しい言い方でのリプライをしてしまった。

 

高校三年生が今このタイミングで浪人のことを考えてしまうのは、今年度の受験勉強を放棄することと同じだろう。例えば、留年を重ねてしまい、卒業困難な状況に追い詰められた大学生が、「(今このうまくいっていない大学生活から逃げるために)専門学校に通学して、専門的なスキルを身に着け、就職する。」と言ってしまうような。自分にやさしい、言い訳だ。このタイミングでの浪人相談は、そういう類の逃げと同じように思える。

 

浪人ツイートをした当人も、ほかの受験者同様に、一生懸命に勉強していたのだろう。多分、勉強に勉強に勉強を重ねる日々に対してストレスを感じ、メンタルをヤってしまった。そんな感じなのだろうか。もしかしたら全国模試などの結果が伴わず、努力と結果がむずびつかなくなってしまったのかもしれない。そういう人は、(勉強はさておき)頭が良くて、自分に自信がない人なのだろう。自分の人生に対して当事者意識が強く、「理想の会社に就職するためにはどの程度の大学に行く必要があって、そのためにはセンターで何点必要で…」という逆算ができる人。それゆえにそれ以下の結果しか出せていない現状に悲観し、もうだめだ、来年だ。と、極端に追い詰められた結論に至り、結果今を捨ててしまうような選択を取るのだろう。

 

自分は、自分の能力相当の、そこそこの国立理系を受験した人間なので、一部高偏差値の大学を志望する人たちのような、戦争のような受験を経験していない。センター試験も、分からない問題は考えずに鉛筆を転がしていたタイプだ。そんな奴から何を言われても、全く説得力がないかもしれない。でも一つだけ。受験生が、大学受験のためにできることは「勉強しかない」。これだけはあっているはずだ。間違っても将来の、起こるかどうかも分からない不安のための対処について考えることではない。それに、別に志望大学が落ちたからって死ぬわけじゃない。途中で大学のレベルを下げることを考えてもいいだろう。志望企業からは確かに1歩遠のくかもしれないが、それだけだ。

 

いろいろ不安で、考えてしまうことがたくさんあって、勉強が手につかない受験生もいるかもしれないが。まずはひとつひとつ。目の前の勉強ひとつを、確実にこなしてほしい。

 

頑張れ受験生。負けるな受験生

 

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