生活ときどき将棋

将棋メインで適当にいろいろ

就活における将棋の優位性について(個人の会見です)

将棋。子供の頃にやったことがある。おじいちゃんがやっていた。そんな世代の人も多いだろう。ひと目エキサイト成分が足りず、まったりとしたゲームの印象があるかもしれない。僕のツイッターのフォロワーは、9割が将棋指しであるため、全くそんな印象は持っていないだろう。将棋は、まさに手に汗握る、エキサイティングなゲームだ。

 

 

さて、将棋だが、就活に極めて有利な趣味の一つであることは、周知の事実だろう。(?)将棋を指すことで、論理的に物事を整理し、数手先の局面を予想することで次の一手を編み出せるようになる。将棋にはそういったイメージがある。今の若者世代が軒並みゲーム、スマホ、動画視聴にクソハマりしている中で、このギャップは強い。ご時世的に、藤井聡太3冠が激アツなのもオイシイ。僕は今社会人歴3年のペーペーであるが、就活をしているときは、大いに助かった。最終面談があった4月ごろ、藤井聡太4段(当時)が大暴れしていたこともあって、面接官も将棋について、多少ではあるが興味があるようだった。「藤井聡太羽生善治は、どう違った将棋を指すの?」と、藤井聡太ブームに乗ったニワカをふるいにかけるような質問もされたが、まあ、全く問題なく熱弁できた。「羽生善治は、流行の戦法を、腕力で差し回す、暴力的な棋力が~」「藤井聡太は最新系に強く、薄い将棋も指しこなすコンピュータ~」など、ペラペラ話してたらポンポン内定が出た。将棋指しなら、見解の違いこそあれ、いくらでもしゃべれるだろう。

 

そして、これはあまりそういう人はいないかもしれないが、例えば1問の詰将棋を、夜から朝まで考え抜き、解くことができた。といったエピソードがあると、これも有効だ。一つのことにこだわり、あきらめず、根気強く取り組むことができる。ということをアピールできる。内情は「夜更けまで友達と遊んでた」だけなのに。これこそが将棋の強みだ。

 

しかも、何より大きな恩恵としては、大学でダブった時の言い訳に最上であることだ。僕は大学を2回ダブったが、これは普通に遊んで、大学に行かなくなったことが原因であるが、上記の「朝までドはまり」と合わせて、将棋にハマってしまって~と言い訳できる。当然、ストレートで進級、卒業したほうがいいに決まっているが、留年した理由は?に対する気持ちのいい回答を用意できるのはデカい。

 

ただ、これは当然実力あってのアピール。アマチュア6級です。などでは、アピールにならない。見る人が見れば、初心者であることはすぐに分かってしまう。結局は実力ありきなのだ。逆に実力があれば、面接官からの高評価たるや請け合いだ。僕は当時アマチュア1級だったが、地元の将棋道場で2段だったので、2段アピールでガンガン行っていた。なんなら面接のほとんど、将棋しか話していなかった。

 

趣味が就活で生きる。そんなメリットがあることは、将棋を始めた当初では考えられないが、遊び散らかし、将来の言い訳のためという、ネガティブな理由で将棋を始めてみるのもいいのではないだろうか・・・

 

(※あくまで個人の見解です… 真に受けて気軽に留年しないように…)