生活ときどき将棋

将棋メインで適当にいろいろ

将棋とかいう謎に超高負荷の趣味について雑記

正直、将棋という超難易度のゲームについて、モチベーションを維持するのは難しい。このブログの結論から書くと、自分もその方法については全く分かっていないしい、なんなら教えて欲しいぐらいだ(笑) モチベーションの減退は、多分、段位を持ち始めたとき。つまり初段になった時からその傾向が始まるだろう。初段到達を目標に将棋に打ち込んできた。あるいは打ち込んでいる人も多いだろう。かく言う自分も初段昇段時は、2段になるために将棋の勉強をすることに対してかなりモチベーションが無くなった。というより、初段になることを目標に将棋の勉強をしてきたから、その目標が無くなったのだ。正直、初段になることは大変に労力を要した。

 

 

 

自分が将棋を始めたきっかけは、大学3年の頃。(まあ大学3年で2回ダブったから、何回生の時か、が重要だろうが、まあ、いいじゃないそれは… いいじゃない…)夏の帰省で高校時代の同期Aと飲む機会があった。だらだらと高校時代の話をしてひと盛り上がりしたとき、「将棋でも指してみないか?」とAから誘いがあった。その時は将棋の基本的なルールを知っている程度で、小学生の時に同級生と何度か指した程度だった。とはいえ、自分は高校時代はそれなりに勉強できたし、同期Aはお世辞にも勉強ができるタイプではなかった。なめ腐っていたのだ。

結果、Aにぼこぼこのケチョンケチョンにされた。Aは将棋ウォーズをやっており、当時4級だった。4級と侮ることはできない。初心者が相手なら間違いなく一方的にヤってしまうことができる。

この敗北が、将棋を始めるきっかけだった。その後日、実家に帰ってから即、最寄りのスーパーで3000ぐらいの将棋セットを購入。ブックオフ四間飛車の戦法の棋書を買った。すぐ駒を並べて勉強を開始。将棋ウォーズにも登録し、無料で指せる1日3局をきっちり指し続けた。こうして書いていて、自分でも驚いた。自分がここまで負けず嫌いだとは…

 

 

同期Aに勝つために将棋を指し、勉強をつづけた。結果大学3年の冬(どの3年の時かは忘れた…)Aを一方的に分からせることができるようになるまでに至った。将棋を始めて半年だかそこらで2級になっていた。もちろんここでモチベーションが下がることはなかった。その時は大学の後輩2人(2段と2級の2人)と将棋を指しており、初段を目標にして将棋を指す関係が出来ていた。だから将棋をつづけるモチベーションが下がることはないし、勉強に対して楽しくすらあった。就職活動のタイミングでは藤井聡太4段の大活躍もあって、正直面談ではその話しかしていなかった(笑) 向こうも興味があった話題かつ、知的なゲームに夢中で「やむなく」留年した言い訳にもなって、正直助かった。留年している学生も、ぜひ今から将棋を始めて欲しい、今から始めれば、来年の就活からは藤井聡太4冠の話で通せるかもしれないぞ~

 

 

さて社会人になってからというもの、大学時代に将棋を指していた友達とも会えなくなり、職場でも将棋を指す人もいない。かろうじて残った「初段」という目標に向かってぼんやりと将棋を指し続けていた。結果、初段になれたのは社会人2年目頃だった。

 

初段になってからのモチベーションの下がり方はとんでもなかった。それ以上に、そのタイミングで結婚をしたので、将棋を指す精神的余裕がなかった。将棋は疲れる。指すことに頭と体力を使うし、勝っても疲れるし負けても疲れる(笑)

 

しかしそれでも将棋を指し続け、2段へ昇段できたのは、やはり将棋が面白いからだろう。相手の手を読み、その先の手まで見据えて次の手を指す。負けたときに運の要素がなく、言い訳の余地がない。そういう真剣勝負が、自分は好きなのだろう。